閲覧注意 

山間を歩いていると動物たちの骨を見つけることがある。今回は大型の頭骨が水辺におかれていた。細い顔立ちで口の先に一対の牙が見える。猪かな? 鹿に比べて骨が赤いように思う。どういう経緯でこのような姿になったのだろうと思いを巡らせてみる。この場所ではなく、何処か別の場所で果てたのだろうと思われるのは、脚や背骨が周りに見当たらないからである。頭骨だけ運んで来た獣がいるのだろうか。或いは大水で流されてきたとか。

近くの大きな石門の下で2年前に鹿の頭骨を見つけたことがあった。その時も背骨や脚はなかった記憶。誰か(獣)が運んで来たのだと思っていた。

去年、少し下流の橋のある左岸に一頭分が殆ど残っているのを見たことがあった。小鹿のような体躯だったが、脚は何故か人の手で高いところに吊るされていた。発見した方がそうしたのだろうとしか思いつかない。

こちらの骨はよく見るとまだ分解者たちの作業が完成していないように見えるので、写真は遠目から控え気味に撮らせてもらうことにした。この骨は一体何だろう。

生きている動物や虫たちを撮影する時は、その命の輝きを撮れるように努力するけれど、亡骸を撮る時は少しだけ躊躇する気持ちが生じてしまう。生きてきた証を遺したいのだけれど、如何に撮ったら相応しい形になるのか、試行錯誤するだけで、思ったように巧くいかない。

今日は渓の奥でハプニングがあったので、気持ちがゆったりできなくて、亡骸の撮影も何処か形式的になっていたような気がしたけど良しとして、理由もないのに帰路を急いだ。渓から山道に戻って、少し歩いた先の曲がり角に、苔生したところがあって、足を乗せた途端に滑って転倒してズボンが泥だらけになり、両足が絡み合ったまま、広葉樹の幹に引っ掛かって止まった。じわーっと尻の下から湿って来たけどなかなか立ち上がれなかった。湿り気をたっぷり含んだ苔がめくれていて、下に平らな石が見えていた。

その時、獣も岩壁の高いところから落ちたのかもしれないと思った。森の中を気を付けて歩いて車に戻った。

車で林道を走ってみると、あちこちで道路が荒れていた。長雨が続いているので山全体が膨らんでいるように見える。元気の良いのはオシダだけだ。

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