写真展会場を一度だけ離れて撮影に出たことがありました。梓川沿いに赤い実を付けたナナカマドがあって、10時過ぎると光が射し込むので、その時を撮りたいと話したら実現したのです。
涸沢のナナカマドは背が低いので撮りやすいけど、上高地は背が高く仰ぎ見るばかりでうまく収まらない。稜線を背景にして何枚か撮影してみましたがいまいち。コナシの実を見つけて撮るも枯れ枝が邪魔をしていることに後で気付いてガックリ。時間も時間だからと諦めムードでバスターミナルの駐車場に出てみたら、晩秋感に溢れた落葉松が輝いるところに出くわした。黄葉の盛りの落葉松も素敵だけど、老成した落葉松も捨てがたく魅力的。写真は何枚か撮影した中の一枚をあげてみました。
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