板橋区蓮根にある植村直己冒険館を訪ねたのは、セルフポートレート展が開催されていたからと、彼の使ったNikonF2ウエムラスペシャル:チタン製を一度見ておきたかったからでもある。自分がF4を買ったのは彼がNikonを使っていたからだと思うけれど、遥か昔のことなので記憶はひどく曖昧だ。会場内に入るなり流れていたビデオに釘付けになった。北極圏12000km単独犬ぞリの旅を映像で見るのは初めてだったからだ。そのビデオや展示されている写真の中で、極寒の地で、強風吹き荒れる中で自身のポートレートを残している植村直己の凄さ、偉大さ、記録することの大切さを感じさせてくれたように思った。極寒の撮影に使うバッテリーはどうしたんだろう・・・リチウム電池なんかなかった時代の筈。自分はセルフポートレートを撮ることが殆どない。奥利根湖の源流に辿り着いた時にスマホで数枚撮ったことがあった程度。撮っておいても良いかもしれない・・・と認識を改める機会になった。彼がマッキンリーで消息を絶ったのは昭和59年2月12日だから、もうすぐ33回忌かぁ~と感慨深いものがある。33年前に住んでいた新潟は豪雪だったのを思い出す。雪原の中を通勤していたのを犬ぞりに置き換えたり、隣の家との間に積み上げた雪に穴を開けて雪洞だと笑ったり、彼の書物を書棚に並べて悦に入っていた自分。雪原に立つ彼はそれからずっと微笑みかけてくれている。「青春を山に賭けて」をまた読み返してみたくなってきたような・・・素敵な映像を見るとすぐにその気になる癖があって、すっかり冒険家植村直己の気分になって夕方の小雨の街を歩いてみたらずぶ濡れになってしまった。ウイスキーを呑みたくて立ち寄ったbarで、植村直己の写真と一緒に撮ったのが上の写真。黒いテーブルが良い味を出していて、先日のクラナハ展の写真もここで撮らせてもらった。やっぱりアラスカに行ってみたい。

2月の西穂高撮影行が決まった。去年は暖冬で雪が少なかったけど今年は期待できそうだ!でも・・・、お元気なうちに北米大陸の撮影に出かけましょうよ。先生。

 

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