知床に着いたら真っ先に知床世界遺産センター http://shiretoko-whc.jp/whc/ を訪ねた。ところが彼は知床五湖で仕事中で不在。スマホの調子が悪いことを理由に連絡しないまま知床入りしたのだから仕方がない。持参した日本酒「谷川岳」を受付のスタッフに手渡してメモを残した。夕食を摂っていると彼から連絡が入ってきた。「今夜に会えたら会いたい!宿泊先から歩いて1分のところに寮がある。仕事を片付けてからだと21時過ぎてしまうけどかまわないか?」勿論、応諾する。

「知床を赴任先に志願してやってきて以来ずっと、楽しい毎日です。」と嬉しそうに話す青年は27歳。今日は知床五湖で働いていた、事務所に戻ってきて書類を書き上げるとこの時間になってしまったと申し訳なさそうに話す。ビールを飲みながら歓談のひと時。写真の「峰」の仲間の一人が羅臼岳でばったり会って以降ずっと親交を深めていて、来県した際には冬の谷川岳に登っていた筈。仲間が流氷期のカヌーをしてみたいと自分に声をかけてきたことがあったのは彼からの話が元だった。彼の知人が冬のカヌーを案内するらしく、時期になると多くのカヌーイストが既に漕いでいるという。そう言われると気になってしまう自分。会社名はノーザンライツ。何処かで聞いたことがある名前だと思っていたら星野道夫の著作と同名だった。彼との話は尽きそうにないので23時でお開きとした。

仕事の合間を見ては山登りを楽しんでいる様子。最近は撮った写真を知床世界遺産センターに飾ったり販売したり、知床五湖の売店奥の展示スペースにも展示していると言うので拝見した。日頃から自然の中で仕事をしているだけに臨場感たっぷりの写真が撮れるのは羨ましい。ヒグマが立ち上がってこちらを向いている写真は迫力があった。近接すぎる撮影なので尋ねてみると車窓からです、自分はヒグマに遭遇する確率が他のスタッフよりも高いようですと笑って答えていた。羅臼岳がお気に入りの山で、硫黄岳までの縦走が楽しいと話していたから、山中で何度もヒグマに遭遇しているのだろう。

翌日、知床岬までのクルーズ船の旅に出て、戻ってきたところに彼から電話があり、センターの隣にある 道の駅うとろ・シリエトク で昼食にした。彼は昨夜持たせたウイスキー1本分の代金を気にしてのことだろう、昼食をご馳走してくれるというので快く従った。その後、自分たちはカムイワッカ湯の滝に向かうので彼から情報を聞きだす。彼はカムイワッカ湯の滝には殊の外詳しくて、心配していた事柄の殆どを解消してくれた。彼は仕事に戻って、自分たちは念願のカムイワッカ湯の滝の一の滝に入ることができた。そこに「入っている様子を撮らせてもらえないか、海外向けのPVを制作している。後姿だけでも・・・」と声が掛かったので了解したけど、カットされるだろな。クルーズ船で一緒だった外国人の二人連れも滝の中に入ってきたけど、いつの間にかいなくなってしまった。

岩尾別温泉ホテル地の崖 http://iwaobetu.com/ に宿を取ったので、翌朝の知床五湖散策ツアーのスタート時間を知らせておくと、知床五湖の駐車場で既に待っていてくれて、駐車場代は取らないし、売店で名物のコケモモのソフトクリームをご馳走してくれるし、散策ツアーを終えて戻って来た時にまた顔を出してくれて、記念写真を撮りましょう!と声をかけてくれて、環境省の方にシャッターを押してもらったり。この写真は「峰」の仲間宛てに送るんですと嬉しそうに話していた。忙しい時間を割いて甲斐甲斐しく世話をしてもらったお陰で「知床」の旅は何のストレスも感じることなく、また来たい気持ちにさせてくれたのが良かった。彼は「今度は羅臼岳に登って硫黄山までの縦走を是非ご一緒に!」と言っていたけれど、冬のカヌーの方がたぶん先のような気がするなぁ。彼がいる赴任している間に何度か訪ねたいと思ったのは間違いない。

すてきな出会いがあった知床に感謝したい。IMG_2182-1

 

 

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