朝4時過ぎに玄関前に集まり河童橋に向かった。前日よりも冷え込んで橋の上が白く、軍手で参加した自分には少々堪える寒さだった。焼岳の先が赤く焼ける前に白み始めてきた。河童橋から奥穂高を仰ぎ見ているうちに右側から光が入り始めた。橋の上で撮影している人数が多いとその分だけ気が取られてしまう。あっという間に時間が経過したことに気付き、慌てて梓川左岸に向かう。遊歩道からの視線では少々見下ろした感じが強いので水際まで下りてみると、昨日まで濁っていた川は元通りの美しい水の色に戻っていた。朝陽を浴びた新緑の緑と残雪の山々を一緒に一枚に収めることができた。
今回は晴天に恵まれて、たっぷり撮影出来たけどプリント学習会が出来なかったから、せめて一人一枚は持ち帰れるように印刷しましょうと宏くんが発言して、ノートパソコンでレタッチ作業が進められた。自分の写真の手前側の水の色が加工されていく過程は以下のとおりで、水の色が青く引き締まっていくところは実に感動的だ。宏くんの操作は手馴れていて、どんどん画面が変わっていくのを隣で見ているのはとても面白い。宏くんのようにPhotoshopをサクサクと動かせるようにしたいと思う。
年頭に、写真を更に一歩踏み込んで学び直すことを決めていた。カメラ本体やディスプレイ、プリンターの更新も必要だけれど、最優先の課題はphotoshopをマスターすることにあった。そう決めたところに宏くんから案内があったので嬉しくて飛び付いてしまったけれど、宏くんの神の手を目の当たりにしたら、習熟したい気持ちがより強くなってきた。レタッチしなくても済むように初めからしっかりと撮ることは勿論だけど、より良い作品に仕上げる暇を惜しんではいけないのだから。
参加した5名の作品は以下のとおり。A4版の大きさでプリントアウトするとなかなかの迫力だ。帰り支度を整えてから田代池まで下って撮影を続け、バスターミナルで昼食を摂った後に解散となった。今回の上高地の写真は1500枚になった。
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