開花情報をtwitterで確認出来たのが5月2日。でも、その日は家の用事で動けず、3日と4日は共にカヌーツアーの手伝いで朝から忙しくて行けず、別のtwitterでも情報がアップされると居ても立ってもいられない気持ちになったり、強風が吹くたびに花びらが落ちてしまわないか気になっていたけれど、今朝は少し早く起きて出かけることができた。到着すると撮影ポイントには既にたくさんのカメラマンが待機している。お立ち台には3名がいてカメラ談義に花を咲かせながら、花びらに陽の光が当るのを待っている。自分は4番目なので随分時間がかかりそうなので、周囲で撮影のできそうなところを探すことにした。大きな岩が重なり合ってひとつの山を形成しているのでアカヤシオが生息するには都合が良い、眼下に望める大きな湖沼を背景に撮影できる、撮影ポイントには僅かな時間で立てることから人気のポイントになっている。
お立ち台に立つと風が強くて花びらがちぎれそうに揺れていた。きれいな花びらの中にはまだ蕾のままのものもあるし霜焼けた花びらも観られたので不思議に思っていると、近くにいた70代の女性が「4/29はこのあたり一体が真っ白になったので花びらが落ちたり霜焼けたりしているところがある。」と説明してくれた。埼玉県から来た方で、高級カメラで段階露光で撮影されていて、花の開花に合わせて何度も足を運んだりビジターセンターで情報を得ている話も聞けた。
ここで写真教室「アカヤシオを撮る」を過去に2回開催した時はいずれも、計画した期日と開花時期とが合わなくて、蕎麦を食べる旅になってしまったのが申し訳なくて、この時期になるといつかはこの場所で師匠や仲間たちに心おきなく撮影できる機会を設けたいといつも頭の片隅に置いていた。特に今年は別の場所にもロケハンを重ねて、宿泊プランなども検討し始めていた。カヌーツアーの手伝いの帰り道に師匠にも連絡したいなぁと思っていたところに、その師匠から直接電話がかかって来た。「来週の上高地においでよ!」師匠からの直々のお誘いであれば断る理由が見当たらない。はい、参りますとお答えしたのは言うまでもない。ところで、今年はアカヤシオが良いみたいです。明日現地に行って参りますが、こちらまでいらっしゃること出来ますか?ご案内いたします。「明日は手が離せない仕事があって缶詰状態だから行けないので、上高地で写真を見るから持って来るように。」分かりました。
上高地での撮影会と学習会とで3泊4日も過ごすことになって、諸準備に色々と忙しくなってきたけれど、なんだかとても嬉しい。
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