新しい靴を買う時には必ず試し履きをする。けれど、足のサイズが若干大きめだから、店頭ですぐに履ける靴があるとは限らない。お取り寄せしますので連絡先を・・・と言われると、また来なくてはならないのが面倒だったり、他の店を当ればあるんじゃないか・・・と思ったりする性質だから、手に入れないままだった。革製登山靴の買い替えを考えて、モンブランGTX 宏くんに相談したのは4年前になる。宏くんとのレベルの違いや必要性、支払い能力等を考え悩んだ末に、また同じ革靴を履き続けていた。既に何度か張替えをした革靴なので、これ以上張り替えが利かないと言われたのもあって、買い替えを決心したところに、師匠から厳冬期の西穂岳への誘いが届いた。
amazonでサイズが合う靴を探すと一つ見つかったけどGTXは1万円も値上がりしていた。足を入れて調べるためだけに東京まで出かける元気がない。往復の交通費が加算されると随分高い靴になってしまう。そこまで必要なのだろうか?日頃からモンベル製品を愛用しているので、衣類関係はパタゴニアなんて贅沢を言わなくても十分満足しているんだし、自分の身の丈に合っているので、手頃な値段だと言うも魅力で、冬用登山靴もモンベルが良いんじゃないか!と考えて、アルパインクルーザーの3000と2800について尋ねてみた。電話口で丁寧に対応してくれるのでつい調子付いて、試し履きが可能か尋ねてみると、「2~3日後には用意できますので、是非お出かけください。」
週末のモンベル長瀞店に向かう。2800と3000の違いはワンタッチアイゼン用のコバの有無と色違いくらいに思っていたら、全く別物で木型が違うみたいだ。3000の方が広めで甲は余り高くないのに2800は細身で甲高。共にイタリア製。フィット感は2800の方が自分には合っている。デザインもスッキリしているように思う。左の甲が右よりも少し高いので痛みが生じる点を気にしながら、ダウンジャケットを見たり、カヤックのパーツを注文したりして、靴との相性を見た。持っているアイゼンはワンタッチじゃないし、撮影で3000mの冬山には行かないんだし、年齢も年齢なんだしと判断して、手頃な値段でバーシモンの色が気に入った2800を、手に入れることにしたのでした。まぁ、やっと一段落です。ふー。
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