野反湖展望台兼案内所の泉屋さんを訪ねて、飾ってもらっていた写真を引き上げてきた。全紙三枚の中で、特に厳冬期の写真が好評で、-20℃以下の世界は珍しがられたと聞くと、来年も是非飾って欲しいとお願いしたり、年間を通して撮影した写真を何枚か春になったら持参したいと伝えて、和やかなひと時を過ごした。今年は20回以上この地を訪れ、この店にも顔を出し、美味しい食事をいただいたり、面白い話を聞かせていただいた。ずいぶん励まされたりもしてありがたかった。
挨拶をして店を出ると野反湖エビ平の先に浅間山(2568m)が雲に浮かんでいるのが見えた。見る位置によっては草津方面の山々が見えていて、噴煙がのんびりと上がっているのも見えた。今までに見たことのなかった光景なので車を止めてスマホで撮影する。デジカメを持って来れば良かったと少々、後悔する。
野反峠に来ると南側の展望が更に開けていた。手前の駐車場をトリミングしてみると良いシルエットが浮かんだ一枚になった。東側は赤城の黒檜山(1828m)の頭だけが雲の上に飛び出しているだけ。浅間隠山(1757m)の奥に見える山塊の中央部分、浅間隠山からは少し左にポツリと白く浮かんでいるような姿が富士山(3776m)だろう。雲海は1500mまでの高さで漂っていて、日本画のように美しかった。(写真は少々強調してあります)11月末で国道405号線の冬季閉鎖に伴って、長い冬眠に入る野反湖だけど、春までに何度来れるだろうかと、今からとても楽しみでもある。
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