10日~12日まで森林整備の仕事に従事していました。
今回はチェーンソーが中心の作業内容で立ち枯れた木の整理でした。8:00amに当日の従事者の写真を撮って、弁当と水、ガソリンとオイル、工具を担いで山に入り、終了時の現場写真を撮って16:30pmで解散するまでの8時間。標高1000m近くある現場なので気温が低く、一番寒い朝で3℃でしたが、作業中は山の斜面を登ったり降りたりしているので割と温かく、陽射しがある時は長袖のシャツでも快適に作業が出来ました。刈り払い機だけで黙々と笹を刈る作業よりも、チェーンソーで木を切る作業の方が遥かにクリエイティブで気に入りました。どの方向に倒すかを考えて刃を当てるのにその通りにならず、回転して方向が変わったり、隣の木の枝に架かってしまったり、刃を挟んで放さなくなったり、弦に吊られたりと色々。倒れる時にバキバキと大きな音で倒れるので、ワクワクしたり緊張したりの連続。油断すると自分に被害が及ぶことにもなる。今回は一回だけあって、倒れた弾みで右肩口に当ったあとでヘルメットにゴツンと、どんどんどんとテンポ良く当ったので笑っちゃったけど、直撃ならどうだったでしょう!ヘルメット必着ですね。倒したあと放置することなく3m位の長さで玉切りして積み上げてまとめる。倒す方向が変わるだけで作業量が変わってくるので、出来るだけ横に倒したいのだけど・・・。行ったり来たりしながらまとめて一段落、見上げると枯れた木が見つかるの繰り返し。面白かった。一年前の薮山だったことが信じられないほどスッキリとした山になりました。
感激したことと言えば、去年のツリーハウスの作業中に行方が分からなくなってしまった「斧」が見つかったこと。木の葉に埋もれていてる山の中、とても視認不可能な中での発見だったのでこれは奇跡と言うしかない。玉切りしていて突いた足がつるんと滑ったので、長い木の枝にでも乗ったためだろうと思ったのだけど、それにしても良く滑ったので掘り返してみたくなって見たら、「やあーどうも・・・」と言いながら出てきて。彼が愛用していた道具だと直ぐに分かったので、嬉しさがじんわりと湧いてきて、奥様に届けることに決めて。
もうひとつ、作業中のシーンとした森の中でニホンリスを見られたのがラッキーでした。根元の方から登ってきて、木の幹の一点でジッとしていて、時々コツコツと音がしている。なにかを食べている?松ぼっくりかも・・・食べ終わった頃に木の裏側に姿を隠すまで5分くらいが至福の時。
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