おぼやしない の由来などを調べていたら、じじ、ばば・ネットhttp://syowa-3.sakura.ne.jp/(六合村に詳しい)に行き当たりまして、それによると、
オボヤシナイは今は死に絶えた日本オオカミが子育てする季節に行われます。オボはなにが訛ったか分かりませんが続く言葉「ヤシナイ」は「養い」と読むと、どうでしょうか、子オオカミを養うことにつながりそうに思うのです。専門家ではないので根拠もない推測ですが、オボヤシナイを一気に読まず「オボ」「ヤシナイ」と読み分けたらどうでしょうか。オボを“狼母”などと決め込めば、子育てで食べ物に不自由する母オオカミに、小豆メシを貢ぐことで、村の子供たちの健やかな成長を願ったのかも知れません。
その後、筆者は見解を修正しています。
「お産のあと21日目かな、“オボヤ明け”と言いますよ。子供の生まれたお祝いに行ったり、実家でお産をした人が婚家へ戻ってきたりの日ですよ。3週間経てば母親も子供も大丈夫ということなんでしょうね」 では「シナイ」と続くのはどういうことなのかです。無責任な推測ですが「仕舞い」が「シナイ」になったと考えれば「産屋仕舞い」でぴったり来ます。馬鹿な話しですが長平、根広から引沼へ車を走らせながら「ウブヤシマイ」の言葉を何度もつぶやき続けていると、いつの間にか「オボヤシナイ」に変わるようにも思いました。。
どうやら前回書いた「狼母・養い」は間違いのように思います。「産屋仕舞い」が正解かも知れませんが、どっちとも言えません。オオカミの母親を養うより、産後の肥立ちよく、子供に食べ物を沢山あげなさい、のほうが行事に合うようです。
狼母・養い 産屋仕舞い(終い) こういう話を聞いていると、古くからの言い伝え、昔話などを一つひとつ当ってみるときっと面白いんだろうなぁとワクワクしてしまいます。ずっと前から耳にしていたおぼやしないに参加できて、とても良かったと思いました。自然と一緒に生きている、自然の中で生かされていると言う感覚ですかね、人間だけが強欲に生きてはいけないと気がつかせてくれるように感じたのでした。
六合は面白い。
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