228いつもは静かで波立つことのない四万湖なのに、このときは時折強い風が吹きつけ、水面も大きくうねったりする。光線の具合で水面が光り輝いたりするからいつもよりきれいに見えて、こういう四万湖も魅力的だと思ったり。藤の花が満開で、散った花びらが集まって白い帯状になって漂っているところも実にきれいだった。取材の合間を見計らって、日本映画大学の学生さんを代わる代わる自艇に乗せて、ダム湖の最奥部、四万川の流れ込みあたりまで漕いでいった。新緑の木陰の下をくぐったり水底を見ながら漕ぎ進めていくと「癒される~」とか「水のあるところに住みたい」とか「故郷に帰りたくなった・・・」等々の感想がいただけた。12日から撮影に入って超過密スケジュールで過ごす彼らには、束の間の休息になれたようでした。

六合で暮らす人々をドキュメンタリータッチで映像化していく作業は今回で2回目。地元の名士もいれば学生が独自に見出した取材対象者もいる。こね鉢作り、メンパ作り、陶芸家、農家等を対象にした1回目もとても良い仕上がりで、学生さんたちの熱い思いが伝わっていたけれど、今回は5名の対象者が選出されている。その中の一人の撮影にあたって自分が、取材対象者の引き立て役としてインタビューされる場面もあったので、どういう仕上がりになるのか楽しみだったり、考えてみたら恥ずかしかったり。そのあたりの気持ちの落ち着かなさが四万湖の水のうねりと重なっているような気がしたのでした。

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