写真展のふりかえり。

今回の自分の作品は「白砂山」に特化した展示だった。真冬の雪深い頃を狙い、撮影地点まではテレマークスキーで登り、稜線に三脚を立ててカメラを据えて撮った写真だったのに、展示場では全紙ノートリの大きさでは見劣りがするし、インパクト性に欠けたようで、注目度としては前回のバームクーヘン状の星の写真の方が大きかった。でも、白砂山の持つイメージ:「太古の静けさ」を淡々と写し撮ることにこそ意味があるような気がしているから、その意図が伝わらなかったような気がして少々残念な気持ちになってしまった。前々回の展示会で立山の内蔵助カールを俯瞰した一枚を出したけれど、写真の前を通り過ぎる人ばかりだったことを思い出した。「氷河期の痕跡」が発見されて一躍注目されることになったのは後日談。来場者の関心はそこにはなかったからだ。IMG_8614

自分が写真を見る時はいつも撮影地点をひどく気にしている気がする。シャッターを押したその場所がどういう所なのかすぐに確認したくなる。そういう意味では撮影地点が分かりやすかったり、見慣れた写真だと人に安心感を与えたり、人の目を留めやすいように感じる。会場ではこの写真のことで説明を求められることはなかったけれど、事務所でうちの係長から、日の出の時間に合わせて登ったんですか!と称賛されたけど、実は前日に入って稜線でテント泊でしたと話したらビックリされて、前日一日がかりでこの場所に到達したことを言い添えると、凄いんですね~と更に引いていたような。他の人が撮影したことにない角度から、季節を変えて撮影したい。それもそう、シンプルに表現したいのですよ。IMG_5922

写真展なんて結局のところ自己満足に過ぎないのは承知しているけど、それでも表現したいものには少々のこだわりをもって、少しだけ胸を張って、勇気を振り絞って、展示するのだけど、やはり大きさには圧倒されてしまう。全紙ノートリを4倍の大きさにしたのが全倍大。パネル張りにしてきちんと仕上げると50000円はする代物だから、見栄えはするし迫力満点。

でも・・・全紙ノートリでも普通の家で飾る壁を探すとなるとけっこう大変な大きさなのだし、と負け惜しみを言ってみたり。

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