奥利根湖の受付の小父さんから猟師地図をもらった。よく出来ているので見飽きない。熊や鹿の絵も可愛らしい。随分山手にまで分け入った跡が記されている。水鉛鉱と書かれているところが多いけど、今で言うモリブデンを掘った跡らしいけど、こんな山奥にも多くの人が働いていたことに驚かされる。熊や鹿を追いかけるマタギしかいないのかと思ったのに。それから利根川源流方面に沿って太い線が点いていて沢伝いに奥の奥まで登っている跡が見られる。あの平ヶ岳のすぐ下にまで伸びている。先日の9月14日に奈良沢に漕ぎ進んで最奥部に辿り着いたら、動力付ボートが一艘停泊していた。暫くすると山奥から二人の男がリュックサックに何かを積んで戻ってきた。どれくらい奥まで行ったのか?と尋ねてみたら1時間程だと話し、どんどん歩いていけるし、少し頑張れば新潟だよ!と笑っていたので、格好いいなぁと思わず。そのボートは我々が寛いでいたところからかなり離れたところまで浮かんで行って、そこからエンジンスタートしたりするから、更に格好良いなぁと。
カヤックで最奥部まで漕いで来て更に奥まで歩いて入り込むことは、上陸地点でキャンプ出来ない現状では無理だ。動力船を操作したいわけでもないし、地図をゆっくりと眺めて楽しむのが一番良いみたいだ。
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