スパトレイル〔四万to草津〕のスタッフとして9:00am過ぎから夕方16:00pmまで、終日55kmポイントに立って、通過する走者に大きな拍手と声援を送り続けたのがけっこう楽しかった。朝5:00amにスタートした走者の先頭が標高1318mのこのポイントを通過したのは10:00am。予想時間を遥かに超えて通過した走者の驚異的なスピードと言うか体力というかが余りに凄すぎて言葉が出なかった。女性走者の先頭が12:00pmに通過。このあたりまでの走者は涼しげな顔をして通過していく。角田氏と交代して弁当を食べた12:30pm過ぎから走者が大幅に増えて様子が変ってきて、声をかけると返事がもらえるようになった。張り出しておいた「六合山岳会」の応援の看板を見た女性から「山本さんですか?」と声をかけられた。地元ではマラソンで有名な女性(No727)でもこの時間の通過なのか・・・と角田氏は考え深そうだった。「ろくごう」山岳会と読み違える人もいた。うーん。ふり仮名いるかな?続々と通過する走者の足取りが重苦しくなったり、表情も険しくなってきた方もいれば、仲間と大声で話しながら通過していく方もいて、楽しい応援になった。どのあたりが一番辛かったですか?と尋ねるとわざわざ立ち止まって「根広尾根の下りで一気に脚にきた。」と答える方がいた。「野反湖は素晴らしかった。」「足が動かなくなったので歩くしかない。」「エード4まででリタイア。でも次は完走します。」声かけを待っているかのように饒舌だった。また来年お待ちしておりま~すと声をかけると返事は決まって「ハーイ」だった。
エントリーされた走者の8割が完走したと鏑木氏のtwitterに書かれてあったのを見た。凄いな~と改めて。
55km地点に到着した時からほぼ一日中、アサギマダラが飛翔し続けていた。ふわりふわりと飛ぶ姿に自分は一瞬で引き寄せられてしまうけど、走者は気付いただろうか?ウスバシロチョウもいたし、実に多くの種類の蝶が飛び交っている中での応援だったので、立ち尽くした疲れがなかった訳ではないけど、自分にはとても楽しい時間を過ごせた気分で、ホッと・・している。その中の一枚をアップ。6月にここにいることもある意味凄いと思ったり。
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