事務所に出て行ったら、随分日焼しましたね。どちらにお出かけでした?と言われてしまった。そう、額の両サイドと頭頂部が日焼してヒリヒリしている。今日はうっかりしてマスクをしなかったのが不味かった。八木沢ダムで4年ぶりの放水があって・・・なんて説明したけど、本当のところは奥利根湖で3時間みっちり漕いだことを話したかった。でもね。カヤックの話は独特の世界を醸しているような。声をかけた若い人はきっとラフティングを好むかもしれない。若い衆が諏訪峡を下ってたいそう面白かったと聞いたことがある。今回同行したSP2組ともに熟年夫婦だったことを考えると、カヤックは年齢層が上かもしれない。
湖面を滑るように進んで今日の取り敢えずの目的の最奥部に到達。あまりの静けさに1分半の睡眠、というか感謝の黙想というか。鳥の声が遠くで聞こえる。贅沢な時間だ。3種類の泣き声を聞き分けられたが名前までは不案内た。静かだなぁ。ここから来た水路を戻るのだけど、戻りたくないのでパドルに力が入らない。見上げたら新緑の木立と残雪と青い空に白い雲。言うことありません。
イワウチワ、アズマシャクナゲ、カタクリ、タムシバ、オオカメノキ、春の花が波打ち際に控え目に咲いている。でも色はとてもきれいで深い。追い風に押されるように出発地点に戻ってしまって、名残惜しい上陸になった。まだ6月上旬の再来を楽しみにしたいと思うけど、今度来た時にはまた違った緑色の世界を見せてくれることを期待している。
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