父親の退院に付き添って自宅まで届けるのは、既に何回も経験していることなので難しいことはないんだけど、気になったのは体力の衰えだろうか?フラフラと足元の覚束ない歩き方なので家に上がるまでの時間は入院前よりもかかった気がする。退院してきたばかりだから無理もない。寝ている時間が多いと身体中の筋肉量が落ちてしまうのだろうと実感もした。食べたいものがない!と文句をたれることが多いけど、今日の父はヘルパーさんが甲斐甲斐しく作ってくれたものは全て口に運び、言うことをよく聞いて頷いたりしていた。昼食を一緒に摂ることが父親の気分をずいぶん良くしているようにも感じられた。
帰路、予定したとおり北面道路を駆け上がって、いつも撮影する場所に立った。満開のアカヤシオに会えるのは3年ぶり。青い空。しかも、カメラマンがいない。ただ風が強く吹きつけている。花びらはまだ散り始めてもいないので正に今日が満開のアカヤシオ。ありがたいな~。風邪がまだ完治していないのに、抗生物質のお陰で静かになっているだけなんだけど、撮影中は咳も出なけりゃ、鼻水も垂れて来ない。熊谷の鈴木氏がお立ち台にやってきた。富士山を熱心に撮影していた方らしい。高級デジタル一眼レフ(ニコン)をお持ちだ。撮影ポイントや絞り、段階露光、風が吹き付けて揺れるのを面白く撮ったら?等と歓談させていただいた。地元の自分が何回も足を運んでやっと撮れたと言うのに、初めて当地に来られて撮れたのだから強運の持ち主かもしれない。
朝いくらかふらふら~としていたのは父と同様、横になって静養している時間が長いからで、病院に着いた時には声を出すにもしわがれ声だったのに、撮影している時は大岩の上に登ったり樹木にしがみ付いて下りてきたり・・・これは病み上がりの人のすることじゃぁないでしょ!病気をしっかり治さなくてはいけません。声が出ないのは嗽を徹底するように!と言われて、はい、そうでした。買い物に行きます。登録販売者の資格を持つ咲のじの主張は正しい。
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