昨日に引き続いて実家で一日を過ごした。前橋は朝から雨模様で、草取り作業も早々に諦めたし、気温が低くて長袖の上着を着ていたというのに、沼田の実家に着くと雨なんて降っていないし日差しもあって暑い。母親に挨拶をすると「おや?今日はどうしたんだい?」と話しかけてくるから「また顔がみたくなってしまいましてね。」と言うと笑顔を見せてくれる。寝ているばかりではまた誤嚥性肺炎を起してしまうのではないかと思うから、茶の間に連れ出して座位を保ちながら昼食を一緒に摂ることもしたり。今日のメニューは冷しゃぶをめんつゆで食べる件。おいしいといってくれるので提供者としては大満足。NHKの番組で伊丹十三の特番をやっていたので一緒に夕方まで見たりする。ずっと座ってみていられるなんて凄すぎですよ、身体が動かないことを除けば母親はすこぶる元気。身体を支えていること自体がすでにリハビリなんだから頑張ろうね。・・母が茶の間に居る間に寝間の掃除をして差し上げて、寝間に戻ってきたら茶の間の掃除をして。自分は長身だから高いところに埃がたまっているのが見えてしまうのでどうしようもなく。でもきれいになったので良かった。

あさぎまだら

父親は昨日は興奮気味で、母親が病院を訪ねたのもあるかもしれないし、ケアマネが週明け以降の予定を話したからかもしれないし、とても繊細な人だから自分の身が不憫だと思ったのかもしれないし、不甲斐なさを感じたのかもしれない。大粒の涙をこぼして嗚咽して何かを伝えたいのは分かるけど、呂律が回らないから大声を出せば出しただけ不明瞭になるし・・・家族の涙をみるのはたまらない。いつも献身的に看病をしている妹がその父親の動きをみて感じ入ったのか、朝も昼も病院に行こうとしない。父親の狼狽した姿を見るのがたまらないのだろう。夕方、小声で「行ってきてくれる?」と言われた。「わたしが精神的に参ってしまうから・・・お願い・・・」良いよ!行ってくる!。一人で病院に向かった。妹はさすがに疲れているとみえて伊丹十三の特番の間中の随分長い時間を大きめな寝息を立てて寝ていた。昨夜はきっと寝ていないのだろう。病室に父親を訪ねると、思ったとおり昨夜は寝られなかったようで(隣のベットの人の証言で・・・)、午前と午後二回のリハビリに出かけていたのもあって夕方から疲れてしっかり寝ているところだった。夕食が配膳されてきたのに「不味いから食べたくない!」としきりに騒ぎ立てるけど、元気になって帰ってこれるようにするにはまずはしっかり食べるように・・・と伝えると、少し時間はかかったけれど完食した。時々思い出したように涙して顔を涙でくしゃくしゃにしている。鼻水は出るは食べた矢先にこぼすし、日に日に体力を落としている様子が良く分かる。明日17時からドクターによるカンファレンスが予定されている。父には分かりやすく話をする必要がある。庭師が入って手入れをすること。母はまた明日からショートステイになることを伝え、帰ってきたら美味しいものを食べようねと激励した。母親は退院したらうどんが食べたいと言ったけど、父親に何にしたい?と尋ねても明確な答えがなかった。カンファレンスのあとにもう一度確認しておきたいと思う。

伊丹十三は51歳で監督になったのだそうだ。それまではなかなかやりたいことを探しきれないようで、納まりきれない思いを抱いていたけど、幾多の変遷を経て、父親と同じ仕事に収まる事になったという話はそれはそれで面白かった。偉大な父親がいるから苦労する話とは思わないけれど、一人の人間として成長していく過程で、結婚や子育てが重要なファクターになっているのは伊丹十三をしてもそうなんだと思えたところがなんとも面白かった。父親が世間的には偉大でなくても自分の先を行く人であることに変わりなく尊いものだと思う気持ちは日に日に強くなっている。いつまでも元気でいて欲しいと思わない訳がない。

 

 

 

 

 

 

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