朝、何気なく手にした沢木耕太郎を読み始めたら引き込まれてしまって、野田知佑は後回しと決めた。診察の合間に読む本のことばかりが頭にあって、肝心な書類や提出物を机の上に置いたままだったことに気が付いたのは、あと僅かで病院に着く手前の交差点だった。この時間なら間に合うかもしれないと慌てて自宅まで引き返したが、8時までに受付時間に入れなくなる焦りと、在職中最後の検診がこういうことかーと落胆とが入り混じった気分のまま、脇道抜け道を過速度気味に走り抜けてなんとか時間内に着けたのは良かったんだけれど、到着直後の血圧測定の数値は高く出てしまって、あららら・・・。原因が分かるんだから良いとするか。

胃カメラは今年から経口か経鼻のいずれかを選択できるシステムに変っていた。経鼻内視鏡の方が楽だと係員から聞いていたので、興味はあったし、新しい物好きの面は否めないので、案内があった段階で「お願いします。」と即答した。経口タイプは麻酔薬を短時間、喉奥に留めておき、その後に飲み下していたが、経鼻タイプはどうするのだろう?興味津々でいたところ、両方の鼻の穴にそれぞれ①さっと噴霧する②麻酔薬を流し込む③内視鏡とほぼ同じ太さの管をどちらかの鼻の穴にお試し挿入する。そのまま暗い部屋に通されて、痛くてたまらない場合は経口内視鏡に変更しますのでと医師から説明あり。初めてでもあり、この感覚が耐えられない痛みなのかどうかと迷っているうちに、モニターに映し出されている映像に見入ってしまっていたら、管を通して空気が送り込まれライトアップされた自分の内臓(胃や十二指腸、鼻の奥から食道まで)が、きれいだな~と思う部分と、何だろ~?と思う部分とあることに気がついた。去年の映像になかったな~と思っていたら「生検」のいう声が聞こえてきた。生検は凄く痛みを伴うものだと聞いていたのに一瞬で終わってしまったし、ドクターが処置しているために映像が見られなかったのが残念だったり。でもな~在職中最後のドックで生検だなんて・・・経口でも経鼻でも目から涙が溢れていたのでそれなりの疲れは残ったけど、口で呼吸が出来る分だけ楽なのかもしれない。どっちを選びますかと書かれてあったけど、微妙かな~と回答した。

毎年会えるのを楽しみにしている看護師がいる。今日も検査が一段落したところに駆けつけてくれて、しばしの歓談ができた。一緒に仕事をしていた時期があるので、自分が今年で卒業してしまうことをとても残念がって下さったけど、当時と対応が違ったり複雑になっていたり、対応する職員のものの考え方も変化していること等を話しているうちに、自分が定年後もこの仕事を続けることに居心地の悪さを感じているってことは理解してもらえたようだった。でもー、仕事以外のことではまだしたいことがたくさんあるから、何らかの形で収入を得なければならないとは思っているのだけれど。

孫は18:00pmに帰っていったのでなんだか寂しい気分。もう少し遊びたかったかも。

自分は遅読なので一日で読み終わるのはかなり珍しい。 沢木耕太郎「無名」

 

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