堂岩山の東側斜面を滑り降りて眼下に広がる平坦な広場状の土地に行くことができた。そこは山頂から撮影した気になるポイントでいつかは立ってみたい場所だった。ガイド氏の粋な計らいに感謝感謝。テント場に戻るためには広場からひたすら斜滑降のトラバース。斜度は30℃超はあるだろう。見上げると真上に雪庇が大きくせり出していて今にも落ちてきそうだ。息を止めて静かに通り過ぎる。IMG_9037

一日目の夜間撮影と次の朝が早かったことで寝不足気味だったことに加えて堂岩山までの散策ですっかり疲れてしまって、昼食を摂る前に飲んだ乾杯ビールが利いてそのまま寝袋に潜り込んだら二時間なんてあっという間だった。夕焼け前の白砂山を撮影しようと気持ちが焦るのに肝心の手袋が見つからず、もたもたしているうちに日がかげってしまった。昨日に続いて撮り損なったことで気分が落ち込む。今までは風もなく安定した天気だったのにラジオの天気予報どおりに北西風が吹き始めた。機材を抱えて稜線に立った頃には雪が混じるようになった。

持参した日本酒はあっという間に飲み尽くして洋酒と焼酎をちびちびやりながらガイド氏と話してみると奇遇なことに学科が同じだったりする。食べものや暮らし方の話、自転車やカヌーで旅したこと、音楽や読書のこと、ぼそぼそと。羨ましい生き方をされているな~とつくづく思う。
こう言う話が出来るからテント泊は最高だ。

テントは風を避けるように設営されていたけれどフライシートを剥ぎ取る勢いの暴風が一晩中吹き付けた。時折、テントの形が歪む程の強い風が吹き付ける。テントに雪がサラサラと当たる音がする。どこからともなく雪が舞い込んできた。風が吹き付ける度に結露で出来た氷がシュラフの上に落ちてくる。長い夜になると思っていたとおりいつまで経っても夜中だった。登ってきた道を上手く滑り降りることができるかとか,その先、和光原まで8kmは長いよな~とか、風でテントが吹き飛ばされたらどうしようとか、寝ているうちに頭の方が下がってきてないか等々を考えても真っ暗な夜が続いて・・・IMG_9156

結局、また寝不足気味で朝の5時に稜線に立つ。雪の気配はなくなったものの風はまだ吹いている。遠く日光白根山の方向が帯状に赤く染まりだしたけれど、昨日と違って雲の出が少ないから赤く染まらないだろう。でも、白砂山の南側の襞に着雪があり、昨日黒く剥がれていたところが白くなっている。ガリガリの稜線に新雪がシュカブラを描いているところがある。山頂稜線には雪煙が上がっている。そんなところに注目して撮影した。

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