黒岳山頂から石室に向かって歩くとお花畑があちらこちらに。まさに雲上の楽園だ。烏帽子岳にかかっていたガスも取れて、スッキリした顔を見せている。ところどころに残雪も残っていてまさに北海道の山という感じがする。エゾツガザクラの赤とチングルマの白がキレイに並んで咲いていた。こんなところに一日いられたら良いのになぁ。
石室まで行ってみると、宿泊できそうな建物がある。ここで泊まれれば、朝夕を満喫出来たのではないですか?と先生に尋ねてみたら、まさに「そう考えていたんだよ。でも旭岳までの道のりを考えたら、我ら一行が果たして辿りつけるのかどうかが怪しかったので、層雲峡に宿を取ったのだよ。」とのこと。なあんだ。そういうことだったのか。確かに、長期滞在中の一人ひとりの荷物も相当な量になっているし、500mmレンズも持ってきていることだし、車を移動することもあるから、縦走するのは難しいのかもしれない。また数年後、同じような企画があった時に、或いは気が向いてフラッと少人数でやってくることが出来たら、満喫しようと思った。
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