9日間も一緒に行動できるのだから師匠の技を直に学ぶ絶好のチャンス。我らが師匠は果たして何を狙っているんだろう?師匠だったらどうに切り取るのだろう? で-、時々ファインダーを覗かしていただいた。黙々と撮影している師匠の手を休める訳にはいかないからタイミングを見計らって尋ねると、快く受け入れて下さり僅かばかりの解説があって、すぐまた撮影に入ってしまう。見た限りでは自分が撮っている場所と大差なく、同じような写真に思えてしまう。まずまずかなぁ?と思って、これはと思う我が作品を見ていただくことにしたら「さみしくないかい?」「もう少し賑やかにした方が良いよ」となった。? で-、改めて師匠の作品を見せていただいて愕然。同じ場所で撮っていても全然違う。それはレンズが500mmと300mmの違いではない。カメラが違うからではない。撮影に入る前に既に決まっている画面構成力の違いなのだ。
画面に何をどのように並べれば良いのか、どのように配置すると訴えかけるものになるのか。人の目は画面上どのように動くのか。これは、カメラのスペックの問題ではないし、PCで編集処理できるものでもない。「画面構成力」 その上に露出とピントが意味をなしていくと思う。
例えば下の写真のようなお花畑。この中のどの花がこちらを向いているのかを探しだし、特に賑やかに見栄えのするところに狙いを定めるまでが早い。凄い凄すぎ。到底真似できない。
でー、どういう切り取り方をするのだろう?そこで自分の作品を上げてみますが、あくまでも例示のためですのであしからず。この作品の狙いは良いんですけどお分かりの通り画面構成力がいまいちですよね。うーん。それはさておき、大きなお花畑にいながら、師匠は下の写真のようにお花畑を見ているとしか考えられないんです。そういう目の力を持っているんでしょうね。驚きです。私も鍛錬しなければならないと思いました。
何よりも画面構成力。何を伝えようとしているのかがすぐに分かる画面構成力。
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