実は、タカネヒカゲは一度も見たことがありません。岩橋先生と一緒に北アルプス(表銀座・裏銀座)を逍遙している期間が毎年8月の第一週なので、羽化してから時間も経っていることもあってか、お目にかかることが出来ないまま。だからずっと憧れているのかもしれませんけど。もしかしたら山歩きがきつくて(盛夏の自然塾は登山部なんです!)周辺まで見ている余裕がないから、蝶がいたとしても目に入っていないのかもしれません。でも、蝶好きとしては一度は映像に納めたいとの思いが募るばかり。
今度の「北海道大雪一周」の企画では白雲岳方面に予定が組まれているので、もしかしたら小泉平とか赤岳あたりでダイセツタカネヒカゲにお目にかかれるかもしれない。実は密かに期待しているのです。ウスバキチョウ・アサヒヒョウモン・カラフトルリシジミ・ダイセツタカネヒカゲの4種の蝶は国の天然記念物に指定されている蝶ですけど、今回の撮影行でそのうちの2種を直接目視したいと切望しています。結果的に1種となっても決して文句は言いません。映像に納められれば最高ですが、映像は目と触覚にピントが来ていなければものになりません。全然ダメなのです。?? 写真で紹介したいのですが自分が撮った映像がありませんので以下のホームページhttp://www.sounkyo.com/daisesutakanehikage.htmlを参考にして下さい。
映像をご覧になって ? っと思われた方もいるかもしれませんが、あまりきれいな蝶とは言えないと思います。でも良いものは良いんです。渋いっ!ていうか、劣悪な環境の中で生きているので「仙人」と称されてところもくすぐられるんですね。天然記念物だから価値があると言う方も多いようですけど、蝶自身はそんなことこれっぽっちも思っていないでしょうからね。
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