赤城山でアカヤシオの撮影会を開催して、岩橋崇至先生をお招きするんだからと意気込んでいただけに花がなさすぎで落胆しましたが、天気も良くて楽しい撮影会になりました。
左が今年。右側が去年の写真なので花の少なさは一目瞭然。この場所をアカヤシオの名所と知っていて訪れて来る人がとても多いけど、今年は花の数が余りにも少ないのに驚いていた。「来年開花する為の準備に入っているんです。花はそうやって身を守っているんでしょうね。」なるほど。来年また撮影会が出来ると考えよう。
予め花付きが悪いことを承知しているから予定変更で!と言っても時間も場所も限りがある。先生は「新緑を!」と希望されている。近くで新緑を撮れるところ・・・赤城自然園どうでしょう?と尋ねると「数日前に放送されていたところだね。」ということは、今日は混雑すると思いますけど行ってみますか?案の定、臨時駐車場に誘導され人が多い。デジタル一眼を持っている方の夥しい数数数・・・。
ロケハンを兼ねて来ていると言っているのに、塾生たちは獲物を狙うハンターの目をしている。整備されすぎの「自然」だから多少の違和感はあるけれど撮影の練習には向いている。先生から課題が出されて取り組んでみた結果が以下の通り。これがけっこう面白くてはまった。
岩橋崇至先生は厳しい写真を撮ることで有名な方だけど、実は繊細な感性の持ち主である。その感性が創り出す写真に最近は日本画を思わせるような作風も多くなってきた。デジタルのカメラでの撮影が多くなっているが、デジタルカメラでの表現の可能性を常に追求しているところが素晴らしい。人柄も温かく、丁寧に指導していただいて10余年が経過した。師匠と呼ぶのに相応しい方だと思う。写真にはまりだしたのもこの先生との出会いからだ。感謝。
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