先日退職された女性からメールが届いて嬉しいことが書かれてあった。退職する理由はお年寄りの看病で、病状が進んでいる今、お世話してさし上げたいと言うものだった。職場にはなくてはならない存在だったので、退職の報は衝撃的だったけれど、やむを得ないこととして全員が納得。私は退職の記念に撮影した花の写真を半切のパネル貼りで贈ることにしたが、彼女はさっそく写真を飾って下さり、ご主人共々とても喜んでいると歓送迎会の日に知らせてくれた。退職記念品には山岳写真同人「峰」が東京新聞から出版した写真集「花の山・山の花」も差し込んでおいた。その写真集にはさし上げた写真も掲載されている。彼女はさっそく入院中のお年寄りに見せて上げたいと写真集を抱えて病室を訪ねたところ、お年寄りは「小さな目を大きく開いて丁寧に見ていました。」「写真集に載っている写真をいただいて居間に飾ってあると伝えるとへえと喜んでいました。」「おかげさまで元気が出て、車椅子で病院の庭の桜のつぼみを見ることが出来ました。」「これからも幸せな気持になる写真を撮り続けてくださいね。」と書かれてあって、嬉しいなぁ、ありがたいなぁと思った。

写真を見ることで生まれてくる力があると思う。具合が悪い人を元気にさせるものがあるように思う。ベットの上で過ごしている生活でも、気持ちを豊かにしてくれ潤いをもたらすものが写真にはあると思ってしまう。たぶん間違いない。人の心を動かす映像って確かにあるんだと思う。うちの実家にも年寄りがいる。父親は体調が悪い日も多くなってきて、あれほど好きだった盆栽も手放すようになってきた。母親も寝ているのが仕事になって長いけれど、居間には私が撮影した写真が飾られているし、その写真を見ては満足しているとのことだ。ありがたい。

退職された女性のお年寄りも我が家の父も母も、少しでも元気にさせることのできる写真が撮れるようになりたい。それはたぶん色や形が分かりやすいことだろう。ホッとさせられるもの。良いなあと心が動かされるもの、ピントと構図がもっとも大切。そんな風に思った。

 

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